「中小企業だけど、SEO対策にもっと力を入れた方が良いのかな?」
「中小企業にSEO対策は本当に必要なのかな?」
このような悩みをお持ちではないでしょうか?
結論から言うと、中小企業こそ、SEO対策を積極的に行う必要があります。一言でいえば、それだけのメリットがあるからです。詳しい理由は本記事で解説します。
これを書いている私は、リクルート社で営業やマーケティングの経験を積みながら、並行して個人でWebサイトを10つ以上立ち上げ、累計約1億円の利益を上げた後独立しました。
現在はWebマーケティング会社の代表兼現役マーケターとして、多くの企業様のWebコンサルティング、SEOコンサルティング事業をしています。
その過程では、中小企業様向けSEO対策も多く行ってきたことから、中小企業がSEO対策をどのように行っていくべきか、具体的な方法も把握しています。
そのような実体験をもとに、中小企業のSEO対策の必要性や方法まで、本記事でまとめて解説しますね。
Table of Contents
なぜ中小企業こそSEO対策が必要なのか?2つの理由
- オンライン集客の必要性が日に日に高まっているから
- 中でもSEO対策は中小企業でも勝てるフィールドだから
中小企業にSEO対策をおすすめする理由は上記の通りです。それぞれ解説しますね。
オンライン集客の必要性が日に日に高まっているから
多くの業界において、オンライン集客の必要性が高まっています。
例えば一般消費者に物を売るB to Cの会社であれば、今の時代は多くの人が「ネット」で商品やサービスを検索・比較し、購入する時代です。
例えばアパレル業界は、百貨店はどこも厳しいですよね。それは消費者が服を対面ではなく、「オンライン」で買う文化が広がってきているからです。
また、B to Cで物ではない、何らかのサービスを提供する企業であっても、オンライン集客が今やメジャーです。
例えば脱毛サロンや美容サロンの予約は、人はネット上で脱毛サロンや美容サロン情報を検索・比較し、ネット上でサービスへの申し込みや問い合わせを行うことが当たり前になっています。
またB to Bビジネスにおいても、最近はオンラインで各種業務ツール等の情報提供を行い、資料請求や問い合わせに結びつける、「インバウンド集客」をしている企業が増えています。
このように、日本全体において、顧客獲得の入り口は対面から「オンライン」にどんどん移行しています。
ですから、オンライン集客の代表格でもある「SEO」は、中小企業のみならず、すべての企業にとって必要なんですよね。
中でもSEO対策は中小企業でも勝てるフィールドだから
SEO対策は資本力のある大手企業が優位とされていますが、実はSEO対策は、中小企業でも十分勝てるフィールドなんですよね。
なぜならSEO対策は、大手だから上位表示されるのではなく、企業規模以外の多くの指標を元に、総合的に評価されて上位表示されるものだからです。
ですからSEOであれば、超大手企業に対しても、工夫をすれば、中小企業でも十分勝てるんですよね。
実際のところ、大手企業にSEO対策で勝っている中小企業は、私の周囲でも数え切れないほどありますよ。
例えば、私が関わっているオンラインスクール案件で、スクールを経営されている企業様がいらっしゃいます。その企業様は会社規模こそ小さいものの、大手スクールに引けを取らないほど、SEO対策で成果を残されています。
また大手企業の場合、資本力がとにかくありますので、そもそもSEO対策ではなく、莫大な広告費をかけて、広告経由で顧客獲得をしている企業も多いです。
当然ながら、中小企業が大手企業に広告費で勝負してもまず勝てません。
だからこそ、SEO対策のような、資本力だけの勝負にならないフィールドで戦う必要が、中小企業にはあるんですよね。
このようにSEO対策は、頭を使って行動していけば、中小企業でも成果を残せるフィールドです。
大手企業に資本力勝負しても勝てないからこそ、SEO対策で勝利することが、中小企業の事業成長には必要不可欠です。
中小企業がSEO対策で成果を出す手順【4ステップ】
中小企業がSEO対策で成果を出す方法は、業種、地域、事業の特徴などによって変わるため、個別にオーダーメイドで作る必要があります。
ただ前提として、大枠の流れは以下手順でSEO対策を行っていきます。
中小企業がSEO対策で成果を出す4ステップ
- ホームページを作る
- 上位表示したいキーワードを決める
- 内部SEO対策をする
- 外部SEO対策をする
今回はそれぞれの手順において、ポイントとなる施策を解説します。
1. ホームページを作る
もしホームページを持っていない場合、まずはホームページを作りましょう。
ここで重要なポイントは、SEOに強いホームページを作ることです。
すでにホームページを持っている場合も、SEO対策を意識した構造・設定になっていないことも多いです。
ですから、SEO対策を意識した設定になっているかどうか、今一度見直してみると良いと思います。
SEOに強いホームページの作り方
- HPのディレクトリ構造、タイトルタグ、ディスクリプションを整える
- サイトマップを作成する
- HPのコンテンツを充実させる
- 各種解析ツールを利用する(Googleアナリティクス、Google Search Consoleなど)
これらが、SEOに強いホームページを作る上で、最低限押さえておくべき事です。
例えば、自社サイトのディレクトリ構造を店舗ごとに分けることや、タイトルタグをSEOを意識して設定すること、ディスクリプションを記事クリック率が高いように設定することも、SEO対策するなら基本中の基本です。
また、サイトマップを送信していないと、Googleにサイト情報を正しく伝えることができず、本来のサイトパワーを発揮することもできません。
更に、ホームページのコンテンツが不十分だと、SEOで上位表示を取るハードルも上がってしまいます。
コンテンツをしっかりと入れ込み、各種解析ツールで順位の変動をモニタリングできる体制も整えておく必要があります。
このように、自社ホームページはただ作って終わりではないんですよね。
ただ作るのではなく、目的(来店や申込みを増やすこと)を見据えてSEOの設計する、これがとても重要なことであり、SEO対策成功のベースとなります。
2. 上位表示したいキーワードを決める
次に、どのキーワードで上位表示したいか決めることです。
どのキーワードで集客するか決めていないホームページは、ホームページが本来持つ効果を発揮できていない、宝の持ち腐れ状態です。だからこそ、キーワードは必ず設定することが必要です。
上位表示で狙うべきキーワード例
狙うべきキーワードはシンプルで、購入・申込みに繋がりやすいキーワードで上位表示することです。
一例を挙げると、
- エリア名 x 業種名
のような、エリアを掛け合わせるキーワードです。例えば、埼玉県川口市の居酒屋でがSEO対策するなら、「川口、居酒屋」のようなキーワードですね。
このようなエリアを絡めたキーワードは、申込み・予約・購入にかなり繋がりやすいです。だからこそ、必ず押さえておくべき必要があります。
もちろん他にもいろんな種類のキーワードがあります。この辺りはプロに任せた方が良いですね。
こういった申込みに繋がりやすいキーワードで、SEO対策を行っていくことがポイントです。
3. 内部SEO対策をする
キーワードで上位表示をするためには、大きく2つのSEO対策をする必要があります。
- 内部SEO:サイトの内部で行うSEO対策(自社だけで完結するSEO対策)
- 外部SEO:サイトの外部で行うSEO対策(自社だけで完結せず、周囲を巻き込む必要あるSEO対策)
この2つです。両者の違いは自社だけで完結すること(内部SEO)、自社だけでは完結しないこと(外部SEO)です。
まずは内部SEO対策から紹介します。
内部SEO対策でやるべきこと
- コンテンツの「量」を競合よりも増やす
- コンテンツの「質」を競合よりも高める
- 一次情報ベースでコンテンツを作る
- 画像やイラスト、動画を多く活用する
- Google Search Consoleに登録し、コンテンツ作ったら登録する
- 検索順位を上げたいキーワードの周辺キーワードを網羅する
- 内部リンクを整備する
これらが内部SEO対策でやるべきことです。
まずはホームページのコンテンツ「量」と「質」、この両方を充実させていきます。
ベンチマークは競合です。SEO対策は「相対評価」なので、競合よりも多いコンテンツ量を、競合よりも高い質で作っていけば、勝てる可能性は当然ながら高くなります。
またそれ以外にも、自社ホームページのコンテンツを一次情報ベースで作ることや、テキストだけでなく画像や動画も積極的に活用することで、Googleの評価を上げ、検索順位を上げることもできます。
他にも上記記載の通り、Google Search Consoleに登録したり、上げたいキーワード以外を対策したりと、内部SEO対策はやることは多いです。
ですが、これらをしっかりやり切ることで、SEOで競合に勝ち、競合よりも顧客獲得できる状態になれる大きなメリットがあります。
4. 外部SEO対策をする
内部SEO対策と同様に、外部SEO対策を行っていきましょう。
最近のSEOは外部SEO対策がかなり重要になってきているので、SEOで結果を出すなら必ずやっておきたい施策です。
外部SEO対策でやるべきこと
- 良質な被リンクを多く集める
外部SEOでやるべきことはシンプルで、被リンクの獲得です。
被リンクとは、他人のサイトから、あなたのサイトに貼られたリンクを指します。
Googleは読者の役に立つような「アクセスが実際に流れるリンク」や「権威性のあるサイトからのリンク」を高く評価しています。
そのため、上記のような「良質な被リンク」を貰えばもらうほど、あなたのホームページは評価され、検索上位表示しやすくなります。
とはいえ、被リンクは相手があってこそ。なので、自分たちだとなかなか進められないと思うかもしれません。
ですが、自社主導でできることは実は多くあるんですのね。実例が以下の通りです。
被リンクをもらう方法
- 行政機関が主催する企業協賛などに参加し、ネット上の協賛企業紹介ページから自社サイトへURLを貼る
- プレスリリースを打ち、プレスリリース上で自社サイトへのリンクを貼る
- サテライトサイトを作り、サテライトサイトから自社サイトへリンクを貼る
- 他人のサイトへ寄稿し、自社サイトへリンクを貼らせてもらう
- はてなブックマークやまとめサイトから、自分で自社サイトへリンクを貼る
これらが自社で率先して進められる被リンク対策です。
例えば、行政機関の「企業協賛」などに会社のホームページを登録し、賛同企業一覧から自社サイトへ被リンクを貼ること、これは良質なサイトから被リンクを得る一つの手段です。
このように、本来は自分たちだけでできない外部SEOも、できることはたくさんあります。
前述通り、外部SEO対策はいま効果が高いので、SEOで結果を出すなら、必ずやっておきたいことです。
中小企業がオンライン集客をするためには他にも
・MEO対策
・SNS運用
・広告運用
などがありますが、ここまで紹介したSEO対策をしっかりと行うことで、顧客獲得を自動化することができるようになっていきますよ。
まとめ:中小企業だからこそSEO対策が必要
以上、中小企業へ向けたSEO対策を述べてきました。
中小企業がSEO対策をやるメリットは大きいです。SEO対策をすれば、大手企業や競合にも負けることなく、顧客の集客をすることができるようになります。
一度上位表示を実現し、順位を安定させることができれば、ホームページが自動集客装置になります。そうすれば、ビジネスをする上で最も大変な新規顧客開拓を、苦労せず、自動化で実現し続けることもできます。
だからこそ、まだ間に合う今のうちに、SEO対策で上位表示を実現しておきましょう。
先に上位表示しておけば、後から競合がSEO対策を始めたとしても、先に一歩も二歩も優位な位置を取りやすいです。長く運営しているサイトほど、Googleから評価される傾向もありますので。
最後に、ここまで紹介したSEO対策は、経験がないと難しいことも事実です。もし自社でSEO対策を行うノウハウがない場合、弊社でまるっと代行することもできますので、お気軽にお問い合わせください。